採用サイト事例
トヨタ自動車株式会社 - 採用情報
写真を一切使わず、和文タイポグラフィだけで組んだファーストビュー。候補者の迷いから書き起こし、新卒とキャリアで職種紹介・福利厚生を出し分ける。

- サイト名
- トヨタ自動車株式会社 - 採用情報
- 業界
- 製造業・メーカー
- 伝えたいこと
- 仕事を具体的に伝えたい / キャリアの描ける先を伝えたい / 育てる環境を伝えたい / 応募前の不安を解消したい / 事業の魅力を伝えたい / カルチャーと人を伝えたい
- 表現手法
- タイポグラフィ / 写真 / 動画 / 図解・インフォグラフィック
- サイトURL
- https://recruit.toyota/
研究ノート
実際にサイトを開いて確認した内容です。観察した事実と、RELENSとしての解釈を分けて記載しています。
採用メッセージの設計
ファーストビューは「目的地は、この道の先にある。」というコピーだけで構成されている。写真もロゴマークも置かず、余白と和文タイポグラフィだけで画面を成立させている。続く本文は「道が無数にある時代。正解を選ぼうとすると、迷ってしまう。」と候補者側の迷いから書き起こし、「だから、進もう。誰かの幸せに向かって。」で結んでいる。会社の強みではなく、候補者が抱える迷いを起点にメッセージを組み立てている。
コンテンツ設計・情報設計
トップページは入口の役割に徹しており、メッセージの直後に新卒採用とキャリア採用の2つのカードを置いて分岐させる。その先は「トヨタの仕事と人」「トヨタの環境」「トヨタを知る」の3ブロックに整理されている。仕事と人には職種紹介、数値で紐解くトヨタのリアル、社員インタビュー、動画で見るトヨタが、環境には人材育成、職場環境、福利厚生、ダイバーシティ&インクルージョンが、トヨタを知るには会社紹介とTOYOTA WAY 2020が配置されている。職種紹介と福利厚生は新卒向けとキャリア向けが別項目として用意されている。
表現・デザイン
温かみのあるオフホワイトを基調に、彩度を落とした配色でまとめている。写真を主役にせず、大きな和文タイポグラフィと余白で構成する設計。ロゴとアクセントに使う赤以外はほとんど色を使っていない。
RELENSの考察
ファーストビューで写真を使わない判断は、自動車メーカーの採用サイトとしては珍しい。製品や工場の写真を出せば事業規模は伝わるが、それは既に広く知られている情報でもある。認知度が十分に高い企業ほど「何をしている会社か」より「なぜここで働くのか」に紙面を割ける、という前提に立った設計だと考えられる。また職種紹介と福利厚生を新卒/キャリアで出し分けているのは、同じ会社でも検討時に見たい情報が異なることを織り込んだ構成だと考えられる。
自社に活かすなら
候補者の迷いを言語化してから自社の話に入る書き出しは、知名度に関係なく再現できる。まずファーストビューのコピーを「当社は〜です」ではなく「あなたはいま〜ではないか」の形に置き換えてみる価値がある。もう一点、新卒とキャリアで職種紹介や待遇の見せ方を分ける構成は、同じ内容を1つのページに詰め込むより候補者の負担が小さい。採用区分ごとに同じ項目を複製する手間はかかるが、募集職種が複数ある企業では効果が見込める。
ASK AI
この事例を、自社の採用サイトに置き換えて考える
トヨタ自動車株式会社 - 採用情報の採用サイトで使われている訴求テーマやコンテンツ設計をもとに、自社ならどのように採用サイトへ取り入れられるか、AIと一緒に整理できます。


