採用サイト事例
株式会社横浜銀行 - IT・デジタル人財向け採用
地方銀行がIT・デジタル人財に限定して立てた採用サイト。想定するチーム構成や技術スタックまで公開し、内製化の進行状況を採用材料にしている。

- サイト名
- 株式会社横浜銀行 - IT・デジタル人財向け採用
- 事例区分
- 中途・キャリア
- 伝えたいこと
- 採用メッセージを強く打ち出したい / 技術力を伝えたい / 事業の魅力を伝えたい / キャリアの描ける先を伝えたい / 育てる環境を伝えたい / 応募前の不安を解消したい
研究ノート
実際にサイトを開いて確認した内容です。観察した事実と、RELENSとしての解釈を分けて記載しています。
採用メッセージの設計
「つくる、変える、進化する。銀行サービスをあなたの手で。」を上部に置き、その下に「REDESIGN BANKING」を画面幅いっぱいの極太欧文で配置する。本文は「銀行=変わらない組織 ── そんなイメージがあるかもしれません。」と、候補者が持っているであろう先入観の提示から始まる。続けて「意外にも、カジュアルな服装、テレワーク、フレックスタイムなど、私たちの働き方は大きく変わってきました。」と否定し、「企画・設計・実装までをすべて内製で担うアジャイル開発チームの立ち上げなど、様々な取り組みを始めています。」と具体的な動きにつなげている。
コンテンツ設計・情報設計
銀行全体ではなく、IT・デジタル人財に対象を絞った採用サイトになっている。構成は「内製化への挑戦」「横浜銀行について」「活躍する社員」「キャリア形成」「働く環境」「採用情報」。内製化への挑戦の下には、アジャイル開発の新チーム立ち上げ、これから挑戦したいこと、想定するチーム構成、技術スタック・開発環境、求める人物像が並ぶ。募集職種はアプリケーションエンジニアとUI/UX企画人財の2つ。「数字で見る横浜銀行」には県内メインバンクシェア率のほか、管理役職者に占めるキャリア採用者の割合、女性管理役職者比率、育休取得率が並ぶ。「社員から見た横浜銀行」には「社内の意思決定にはきちんとしたルールや手続きがあります。一見堅く見えますが、誰に何を相談すればいいかがはっきりしているので、実はかなり仕事がしやすいです。」といった社員の発言がそのまま掲載されている。
表現・デザイン
白から淡い水色へのグラデーションを地に、社員の写真とスマートフォンの画面をカード状に切り抜いて円弧に沿って配置する。青を基調とし、写真点数は80枚を超える。動画やイラストは使われていない。
RELENSの考察
技術スタックや想定するチーム構成を公開しているのは、エンジニア候補者が転職判断に使う情報を、面談を待たずに開示する設計だと考えられる。また「数字で見る」にキャリア採用者の管理職比率を入れているのは、中途入社が不利にならないかという銀行特有の懸念に、数値で答える意図があると読める。社員の発言をそのまま引用し、「一見堅く見えますが」と留保つきで語らせている点も、先入観に正面から向き合う構成と一貫している。
自社に活かすなら
業種イメージが採用の障壁になっている企業では、それを否定せずに先に言語化するほうが伝わる。「〜と思われるかもしれません」から書き出す構成は、コピーの書き換えだけで取り入れられる。もう一点、特定職種の採用に課題があるなら、全社サイトの一部として扱うより、対象を絞ったサイトを別に立てるほうが技術情報まで踏み込める。
ASK AI
この事例を、自社の採用サイトに置き換えて考える
株式会社横浜銀行 - IT・デジタル人財向け採用の採用サイトで使われている訴求テーマやコンテンツ設計をもとに、自社ならどのように採用サイトへ取り入れられるか、AIと一緒に整理できます。


