採用サイト事例
面白法人カヤック - 中途採用
撤退した事業を公開している。中途向けの入口にCEOの「カヤックを変えてください」という一文だけを置く。

- サイト名
- 面白法人カヤック - 中途採用
- 事例区分
- 中途・キャリア
- 伝えたいこと
- カルチャーと人を伝えたい / 事業の魅力を伝えたい / 採用メッセージを強く打ち出したい
- デザインテイスト
- シンプル
研究ノート
実際にサイトを開いて確認した内容です。観察した事実と、RELENSとしての解釈を分けて記載しています。
採用メッセージの設計
見出しは「カヤックを変えてください」の一文。続けて「カヤックに、新しい発想をもたらしてください。新しい才能を、新しい技術を、新しい決意を、新しい刺激を持ち込んでください。カヤックは、変わり続ける会社。そのためにあなたの力が必要です。」とあり、末尾に代表取締役CEOの署名が入る。会社が候補者に求めるものではなく、候補者に会社を変えてほしいという依頼の形で書かれている。
コンテンツ設計・情報設計
別ドメインではなくコーポレートサイト内の階層(/recruit/career)に置かれ、新卒採用と並列になっている。右側に固定のサイドナビがあり、Recruitの下に新卒採用と中途採用がツリーで展開される。中途採用の中身はメッセージ/カヤックについて/社員インタビュー/オンライン会社説明会/募集要項/募集職種。募集職種は企画部(プロデューサー、ディレクターなど)、意匠部(デザイナー/イラストレーター/モーショングラフィッカー)、技術部(フロントエンドエンジニア)、技術部(バックエンドエンジニア)、管理本部(バックオフィス)、その他(上記に選択肢がない場合)、グループ会社に分かれる。「カヤックにまつわるデータ(2025年12月末時点)」で数値を出し、「このサイトではこれまでの撤退事業も公開していますので、ぜひご覧ください。」と明記する。書籍『鎌倉資本主義』も紹介される。
表現・デザイン
白地にゴシック、コーポレートサイトの共通レイアウトをそのまま使う。専用のキービジュアルや全画面の写真はなく、1カラムの本文と右サイドナビという構成。ボタンには社員を模した似顔絵のイラストが添えられる。画像93点、SVG13点。
RELENSの考察
注目すべきは撤退事業の公開だ。多くの企業は成功したプロジェクトだけを並べるが、ここでは「ダメならすぐに撤退して、次のサービスの開発にトライする」という説明とセットで失敗を出している。中途の候補者にとって、撤退の意思決定が速い会社かどうかは入社後の働き方を左右する情報で、良い面だけを並べたページからは読み取れない。見出しを「カヤックを変えてください」と依頼形にしているのも、経験者採用で「即戦力として活躍してほしい」と書くのとは受け取られ方が違う。専用サイトを作らずコーポレートの階層に置いているのは、会社情報と採用情報を行き来させる前提だと考えられる。
自社に活かすなら
やめた取り組みを1つ書く。撤退した事業、廃止した制度、続かなかった施策。候補者が知りたいのは成功事例の数ではなく意思決定の速さで、それは失敗の扱い方にしか現れない。中途向けの見出しは「求める人物像」ではなく、この会社が何を変えたいのかから書くと、経験者が自分の持ち込むものを想像しやすくなる。
ASK AI
この事例を、自社の採用サイトに置き換えて考える
面白法人カヤック - 中途採用の採用サイトで使われている訴求テーマやコンテンツ設計をもとに、自社ならどのように採用サイトへ取り入れられるか、AIと一緒に整理できます。


